2009年12月28日月曜日

ラッキーの失踪


 昨日の夜から、ラッキーの姿が見えません。
 それで、今日は、朝から捜索隊を出しながら、家で、洗濯、洗い物、年賀状発送、はんなり更新、医療安全推進者養成講座回答送信、買い物などをしていました。
 ラッキーは、昼に一度、姿が確認され、安全が確認されましたが、その後再度行方をくらまし、夕方、缶詰の餌を食べに現れたところを確保されました。
 帰ってきてよかった〜
 夜は、ハナとクロとラッキーとでお風呂に入り、さっぱりとしました。
 これでやっと安心して年が越せそうです。
(写真は「帰ってきたラッキー」)

2009年12月27日日曜日

今年最後の当直

 本日、日曜日は、年賀状作りをしておりました。
 昼過ぎまでかかって、やっと出来上がり、その後病院へ。
 病院で奨学生の会議をしていましたが、病棟に呼び出されて参加出来ず。
 夕方から、今年最後の当直に入りました。
 インフルエンザと嘔吐下痢の患者さんがたくさん来ました。
 病棟でも、低酸素、頻脈、発熱、低血糖、低血圧、乏尿などなど、結構忙しく、明け方には死亡確認〜お見送りまでありました。
 風邪がぶり返したのか、鼻が詰まってドロドロの鼻水があとからあとから出てきました。

 明けた月曜日は仕事納めの日でしたが、午後、当直明け休みをとり、早めに帰りました。
 帰ってからベッドに潜り込んだのはいうまでもありません。

2009年12月26日土曜日

研修管理委員会とSP忘年会

 朝、ERカンファレンスをして、午前は病棟勤務。患者家族との面談を2件。
 午後、今年最後の研修管理委員会があり、初期研修医の到達の確認や来年度のスケジュールの確認。
 その後、医学生さんとの面談。
 夜、SP研究会の面々と烏丸四条京都ホテルで忘年会。みんなで、カニやらお寿司やらをたらふく食べて、年を忘れて楽しみました。

2009年12月25日金曜日

ひらめき脳

 2006年出版の本です。脳科学者の(税金未納でも有名になった)茂木健一郎氏の「最もやさしく、しかし本質的なことを書こうと務めた『作品』です。」
 「ひらめき」をキーワードに、
「ひらめきはきもちいい!」=「ひらめきの瞬間、ドーパミンを中心とする脳の報酬系が活性化する。」、「予想できないからこそ嬉しい」=「脳の感情のシステムというのは不確実性にうまく対処するためにできている」、「ひらめきや創造性は人間が生きる上で必要」=「不確実性は感情を活性化し、感情は理性を支えて一緒になって不確実性に対処する」「適切な文脈における不確実性は、それ自体が脳にとっての報酬になり得る」、「ひらめきとセレンディピティ」(セレンディピティ=偶然幸運に出会う能力)=「人生という偶有性の海に思い切って飛び込んでこそ、はじめてセレンディピティにも出会うことができ、また自分の脳の中に潜んでいる豊かな感情のダイナミズムを生かすこともできるのです。」(声に出して読みたい日本語!)
などの脳研究の最先端を展開しています。
 人間の脳の不思議さに改めて気づくとともに、茂木さんって本当に脳が好きなんだなあ、と感じる本です。

2009年12月22日火曜日

熱でダウン

 朝から喉が痛くて、鼻が詰まっていたので、熱を測ったら38.2℃あり、仕事を休みました。
 頭痛と関節痛が少しありましたが、喉の症状が強かったので、インフルエンザではなさそうです。
 寒気があり、一日布団に潜り込んでいました。

2009年12月19日土曜日

外部講師のカンファレンスと望年会


 今日は、公休の土曜日でしたが、午前中、外部講師のカンファレンスがあったので、病院へ行きました。
 症例は、70代の男性で、主訴は失神。来院時は症状が改善していたので、一旦帰宅も考えたが、食事も食べられていず、白血球増多も認められたので入院となりました。失神の鑑別が議論となりましたが、その後の経過は意外や意外、翌日CTで急性虫垂炎による限局性の腹膜炎という診断となり、外科転科し手術となったのでした。術中所見では、後腹膜にへばりつくように破裂して膿瘍形成した虫垂が認められました。後腹膜に炎症を起こしていたので、腹部所見が殆どなかったのでした。急性虫垂炎の診断の難しさに一同脱帽。
 夜は、病院の望年会があり、研修医はこの日のために練習に練習を重ねた芸を披露したのでした。症例も芸も「スリラー」でした。
 ご苦労様!

2009年12月18日金曜日

GIジョー

 今日は、早く帰ったので家でゆっくりしました。
 考えてみれば、先週土曜は当直したので、なにかからだがけだるい一週間でした。
 抄読会の担当もあったし、看護学校の講義もあったし、娘の個人懇談もあったし、管理者会議もありました。
 おまけに、1年目研修医との面接週間でもありました。
 なので、今日は早く寝ればよかったのですが、ついついGIジョーのDVDを見てしまいました。
 ストーリーは破天荒、やってることはむちゃくちゃ、でも特撮はすごいです。見たあとはなんとなくスカッとして、眠りにつきました。

2009年12月17日木曜日

救急総合カンファレンスと家庭医療学センター管理会議


 午後、娘の中学校の個人懇談。半日休みをとり、行ってきました。
 夕方、救急総合カンファレンス。NEJMのinteractive medical case をみんなで検討したのと、研修医のNさんが急性喉頭蓋炎についてのまとめを作ってきてくれて、みんなで勉強しました。
 夕食、生協で注文した毛蟹を食べました。冷凍物ですが、じっくり一日かけて冷蔵庫で解凍して食べると結構美味しいんです。
 夜、21時から京都家庭医療学センターの管理者会議。Skypeで熱の入った議論を1時間半にわたり行いました。それからお風呂に入って寝たのはもう0時近くでした。

使える読書

 これは、面白い本でした。読書がしたくなる本です。
 また、「攻める読書」が分かる本です。著者の本の読み方として、「キーワードを概念化する=〇〇力という言葉に固める」「引用するために読む=声に出して読みたい一文」「外科医的に読む=スパスパと手際よく切って読み飛ばす」などを冒頭に挙げており、これを読むだけでも読書に対する考えが変わります。
 以下は本文からの引用ですが、なんの本のことかわかりますか?
 「換骨奪胎力=リメイクのコツが浮き彫りになってきます。①主人公を変える、②話を複線化する、③タッチを変える、④現代の状況を入れ込む、⑤原版の中で「これだ!」というものはあえてはずす。今は有から有を生み出す技量が大切になった。これが創造を生むのです。」
 答えは、手塚治虫の鉄腕アトムをリメイクした、浦沢直樹の「PLUTO」でした。原作とあわせて読んでみてください。

2009年12月16日水曜日

抄読会と看護学校講義と夜診


 今日は、朝、ERカンファレンスに参加しましたが、朝の内科抄読会の担当に当たっていたので、8:15で退出。
 朝の抄読会は、AAFP(米国家庭医療学会雑誌)からの文献で、「薬物活性における性差」について報告しました。
 これまであまり男性と女性での薬の使い分けについての文献を読んだことがなかったので、新鮮でした。
 午前中は、午後の看護学校の講義の準備をして、病棟回診をしました。
 
 午後、看護学校へ行き、国家試験に向けての補講を行いました。担当範囲は「人体の構造と機能」で、解剖と生理を全部カバーしろ、というミッションです。
 何を話そうか悩んだのですが、結局、「国家試験は過去問に始まり過去問に終わる」と考え、過去5年間の過去問約60題を2時間半かけてやり遂げました。必死についてきてくれた看護学生達に感謝です。
 その後、16時から21時まで夜診をしました。夜診のあと、今日が最後の夜診となった後期研修医のT医師のご苦労様シュークリームを食べて、帰りました。
 本当に疲れた一日でした。は〜・・・でも、結構充実感がありました。

2009年12月12日土曜日

忙しい土曜日!!!

 今日は土曜日ですが、朝からERカンファレンスをして、午前中は病棟のお仕事。
 午後は、京都大学で臨床研究コア・コースの講義がありました。北海道家庭医療学センターからK先生始め何人かがはるばる京都にこられていました。なんでも、グループワークと懇親会をして、翌日はグループワークの発表会をして、北海道へ帰るのだと。遠隔地からの参加ご苦労様です。
 講義が終わって、バスにのって三条へ。ブックオフに寄って本を買い込んで、家に帰り、食事とお風呂をいただいて、21時から当直に入りました。土曜の夜に当直というのも、なんとも言えませんが、病棟の看護師からは、「老体に鞭打って・・・」と珍しがられました。

2009年12月11日金曜日

笑って死ねる病院


 昨日の全職種参加症例検討会の余韻で、家に買ってあった「笑って死ねる病院」を一気に読みました。
 この本はすごいです!
 正確には、「この本に書いてあるような医療をしている城北病院はすごいです!」ですが。(でも、結構うちの病院でもやっているよな、と昨日の症例検討会の余韻で思うところもあります)
 この本の一節。(声に出して読みたい日本語風に)
「死ぬということは人生の最後にあることですが、死だけ特別あるわけではない。いい生き方をすればいい死に方ができるんです。最後をどう迎えるかとは、最後までをどう生きるかということです。死ぬまでの限られた時間で、何がしたいのか。どんな人と会いたいのか。笑って死ねるような人生を力一杯生きる。そのお手伝いをこれからもしていきたいです。」(p202)

2009年12月10日木曜日

全職種参加症例検討会

 今日は、全職種参加医師研修症例検討会がありました。
 これは、1年目研修医が、自分が受け持った症例で、他職種とともに取り組んだ成果を発表するもので、毎年12月に行っています。
 今年も6名の研修医が看護師、リハ、MSWなどと一緒に患者さんのケアの向上やQOL、疾患の受容や在宅療養調整などに全力でぶつかった姿が発表されました。
 冒頭、吉中院長が「臨床研究やEvidenceが強調されるとどうしても生身の患者の姿が見失われがちになるので、一つ一つの症例を大切にして掘り下げることが医療活動上、ますます重要になってくると思っている」と挨拶されたとおり、濃厚な関わりの中で自らの医師としてのあり方を考え、成長している姿がよくわかる会だったと思います。
 研修医のみなさん、ご苦労さまでした。

2009年12月9日水曜日

CVA

 先週の外来に受診された30代の男性。
 夏の終わりから咳が出現し、近位で2週間抗生剤を服用したが、改善せず、最近は咳がひどく出て、夜横になれない、朝も咳がひどい、と訴えて来院されました。
 タバコは20本×19年、焼酎200ml×5日/週、1年半くらい前からハムスターを飼っている。
 診察上は特に異常なし。胸部レントゲンでは、浸潤影なし。
 病歴から、咳喘息を疑い、追加検査をオーダーし、アドエア・ツロブテロールテープ・メプチンエアーを処方して、1週間後の今日、再受診されました。
 開口一番、「薬はよく効きました。咳は殆ど出なくなりました」と喜ばれました。
 追加検査の結果は、末梢血好酸球=16.7%、IgE=374IU/ml、IgE(RAST) ハムスター上皮=1.62UA/ml (正常〜0.34)と判明し、ハムスターによる咳喘息(Cough Variant Asthma)と診断がつきました。
 ハムスターは咳喘息の要因として頻度が高いようです。飼い始めて数カ月から数年たって症状が出ることが多いようです。(1年目前後が最も多いとのこと)
 ペットが原因になる喘息はペットを飼うのをやめれば症状は改善しますが、ペットを手放すことができないことが多いため、治療に難渋することがあります。
 この患者さんには、禁煙を勧め、ペットとの接触をできるだけ避けるようにアドバイスしましたが、果たして家族はおやじの健康をとるかハムスターをとるのか・・・

2009年12月6日日曜日

結婚式に行ってきました。

 今日は、東京の椿山荘というところで、昨年当院の初期研修を終了した二人の結婚式があり、行ってきました。
 昨日の雨が嘘のように青空が広がり、少し汗ばむくらいの日差しに祝福されて、和やかに結婚式が進みました。
 しょっぱなのスピーチを頼まれていたので、緊張して参加しましたが、スピーチが終わったあとは、おいしい料理をいただきながら、式を楽しみました。
 朝7時30分に家を出て、帰ったのは夜9時をまわっていました。結婚式に出るのも一日仕事ですなあ。

2009年12月3日木曜日

医療機能評価と救急総合内科カンファレンスと医師委員会

 昨日から医療機能評価の受審が始まっています。
 今日は、臨床研修機能の評価があり、かなり緊張してサーベイヤーの方の面接を受けましたが、「臨床研修についてはよくできています」とお褒めの言葉をいただきました。
 夕方は、救急総合内科カンファレンスがあり、crowned dens syndrome や急性喉頭蓋炎、capillary leak syndromeなどの症例が提示されて、みんなで勉強しました。
 その後、医師委員会なる会議が21時まであり、その後、帰宅しました。
 あ〜、疲れたあ。