2010年8月31日火曜日

救急OSCE


 本日は、午後に1年目初期研修医対象の救急OSCEを行ないました。
 これは、救急対応のシミュレーションで、必要な事項ができたかどうかをチェックするものです。
 課題は、「頭痛」「胸痛」「腹痛」と「気道確保」の4ブースでした。
 私が担当した「腹痛」のブースでは、まず、バイタルサインからSIRSかどうかの評価と血圧低下に対する対応をみます。次に、病歴と身体診察から腹膜炎の診断とチェックすべき検査の解釈、最後に上級医もしくは外科医への口頭でのコンサルト が課題でした。
 1年目研修医はそれぞれがそれぞれの研修医「らしい」対応をして、できたところ不十分なところ、それぞれの学びがあったことと思います。
 次回は12月頃の予定です。その頃にはまたひとまわり成長した姿が見られることでしょう。

2010年8月26日木曜日

少しずつ秋の風

 朝、ERカンファレンス。22歳男性の頭痛(後頭神経痛)、30歳男性の発熱と頭痛と光過敏(髄膜炎の疑い)、87歳男性の発熱と低酸素血症(誤嚥?)などなど、今日も多彩な症例。
 午前中、研修医回診。庭に倒れて何時間も動けずにいたところを発見されて入院となった80代女性。来院時は熱中症と挫滅症候群があり、横紋筋融解と腎不全が認められましたが、入院後の補液でそれは軽快傾向。さて、ではなぜ急に動けなくなったのか?が次の問題で、鑑別診断をいろいろ考えながら検査計画につき検討しました。
 午後、94歳の独居の方の退院後の生活につき、ケースワーカーとケアマネージャーさんに来ていただいて相談。その後、研修医の面接があり、夕方、来年建設される予定の新病棟についての討議状況を説明するために上京病院の医局会議に参加。それが終わるともう勤務時間も終わりに近づいていたので、病院に戻らずに夕陽を見ながら少し街を歩きました。
 陽射しはまだ強いものがありますが、少しずつ秋の風が出てきているのか、そんなに汗もかかずに駅まで歩きました。元は繁華街だった通りの両側の店の様子を見ながら歩きましたが、そのうち3件の店は完全閉店に向けて最後の大売出しをしていました。
 街の様子も以前とはずいぶんと様変わりしていて、少し寂しくなりました。

2010年8月25日水曜日

日本慢性期医療学会

 今日は、午前中、大阪で開かれている第18回日本慢性期医療学会のシンポジウムに参加してきました。
 慢性期病棟と言いながら、急性期病棟と在宅をつなぐ病棟として積極的な運用が求められる時代になってきているようです。
 午後、病院に戻り、実習にこられている医学生さんとの面談、1年目研修医との面接をして、夕方から夜診に出ました。
 今日の夜診は結構盛況(?)で、夜の9時までびっしりかかりました。
 あ〜疲れた!

2010年8月20日金曜日

遺伝子多型

 朝、ERカンファレンス。
 午前は、病棟の受け持ち患者さんの回診と通院リハビリ患者さんの回診。
 昼は、指導医上級医会議。今週の初期研修委員会で議論があった研修医のパフォーマンス評価について議論しました。8月31日に救急OSCEをすることになっているので、そこで総合的なパフォーマンス評価も一部入れることになりました。
 午後、内科カンファレンス。
 化学療法の専門医師から、胃がんの化学療法の症例提示があり、現在の標準治療とその後の代替治療についてのレクチャーがありました。最近では、遺伝子多型による薬効や副作用の違いなどが徐々に解明されてきており、抗癌剤も遺伝子型により代謝が異なり、使用法も変わってくるのだとか。なかなか興味深い内容でした。
 夕方、研修医のS医師の面接をして、帰宅しました。

2010年8月19日木曜日

療養病床講演会


  朝、ERカンファレンス。70歳女性の動悸、28歳女性の皮疹、41歳女性のめまいと嘔気、77歳女性の呼吸困難、22歳女性の急性アルコール中毒、74歳女性の意識消失発作と吐血など、多彩な症例がありました。
 午前は研修医回診があり、午後は福井県の池端病院から日本慢性期医療協会理事の池端幸彦先生をお招きして、慢性期療養病床のあり方を考える講演会がありました。
 当院では、来年、療養型病棟と障害者病棟の増床を予定しており、その準備も兼ねた学習会でした。
 内容的には、急性期病棟と在宅をつなぐアクティブな療養型病床のイメージが共有されたのではないかと思います。
 講演会後は新病棟の開設準備会議がもたれ、早速活発な意見交換が行われました。

2010年8月17日火曜日

大量のフリーエアー


 朝、ERカンファレンスがあり、午前中はそのままER当番に入りました。
 80代の男性。嘔吐と腹痛を主訴に受診され、ER当番で引き継ぎました。
 腹部は比較的軟らかく、右下腹部を中心に圧痛がありましたが、反跳痛はありませんでした。2日ほど排便がなく、浣腸をかけた人のことだったので、便秘による腹痛かと思いましたが、レントゲンを取ってびっくり!
 腹部全体に消化管から漏れ出した空気(フリーエアー)が大量に認められ、消化管穿孔と考えられました。
 すぐに外科にコンサルトし、残念ながら当院では緊急手術の体制が取れなかったため、他院へ転院となりました。
 ERは、突然重症の方が来られることがあるので、油断できません!

2010年8月16日月曜日

初期研修委員会

 午前中、リハビリ回診と病棟の業務があり、12:30からER当番に入りました。
 ERは、なぜか(?)患者さんがいっぱいで、合計で8人の入院がありました。

 夕方は、初期研修委員会があり、身体診察が正しく出来ているかどうかをどう評価するかが議論になりました。

 研修医のパフォーマンスの客観的評価はなかなか難しい問題ですね。

2010年8月15日日曜日

猛暑が続きます



 猛暑が続きます。
 あんまり暑いので、琵琶湖に泳ぎに行きました。
 さくらとハナも連れていきました。
 舌を出してハアハア言いながら琵琶湖に着くと、水に入ってほっと一息。
 犬は毛皮を「着ている」ぶん、人より暑いんでしょうか。


2010年8月8日日曜日

家庭医療 夏期セミナー 第2日目


 夏期セミナー第2日目は、朝一番に私たち京都家庭医療学センターの「一歩進んだコミュニケーション」のセッションがありました。
 コミュニケーションでも難しいとされる「癌の告知」を、「構造的」面接技法で行うことをテーマにしました。
 参加者は24名で、3名ずつのグループに分かれてロールプレイも行ないました。
 医学生の1回生から医師経験20年のベテランまで参加していただき、どのあたりに焦点を絞るのかが難しかったのですが、参加者からは概ね好評をいただき、ほっとしました。
 昼には、後期研修プログラムの説明があり、たくさんの人に来ていただきました。
 その後、帰路につき、京都についたのは18時過ぎでした。

2010年8月7日土曜日

家庭医療 夏期セミナー 第1日目


 本日から、第22回 医学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナーが埼玉県熊谷市で開催されます。
 朝、京都を出発して、新幹線で4時間程度で熊谷市に到着。
 初日は、講演を聞いて、明日のセッションの準備をして、夕食後、セッションの打ち合わせをした後、懇親会に参加しました。
 医学生の参加は定員一杯の180名だそうで、熱気ムンムンでした。
 明日は、京都家庭医療学センターとして、初めてセッションを受け持ちます。
 うまくいくかどうか、ちょっと緊張しています。

2010年8月6日金曜日

無題

 午前、リハビリ患者さんの回診をして、患者さんと家族との面談があり、その後外来の応援に行き、午後は学生さんとの面談とCPCがあり、夜は医局の歓送迎会がありました。
 病み上がりと入っていられないフル活動でした。

2010年8月4日水曜日

やっと復活

 今朝は37.3℃に熱が下がっていましたが、頭痛と背部痛、関節痛が残っていたので、午前中はまだ寝ていました。
 夜診から出勤。
 やっと復活しました!
 体重を測ったら、2kg減っていました。

2010年8月2日月曜日

死ぬかと思った・・・

 昨日は、当直開始時に37.6℃の発熱あり。
 外来は23時くらいまでは救急車が来たり、結構切れ目なく患者さんがありました。
 その後患者さんは少し途切れましたが、体温の方は徐々に上がり、夜の23時くらいに悪寒がしてきたため、測定すると38.8℃。
 家から持っていったカロナールを400mg服用したら悪寒は止まりましたが、汗がどわーっと出てきて、下着もびしょぬれになり、余計に寒くなりました。
 その後は、寒くなったり汗をかいたりを繰り返し、明け方まで朦朧としながら過ごし、明け方4:30に救急車で起こされ、その後も何人か患者さんが来て、対応に追われました。
 朝、ミーティングの時には、ぐったりで、朝からお休みをもらい、家に帰りました。

2010年8月1日日曜日

まだ熱・・・

 昨日一日布団でごろごろして、今日も朝から布団でごろごろしていましたが、頭痛と全身の筋肉痛、発熱が改善しません。
 今日は、17時から当直だったので、家を出る前に熱を測ると38℃!
 カロナールを400mg服用して出勤してきましたが、一晩耐えられるか!?